お客さんの注目を集めた「産直横町」

11日オープンした奥州市のホーマック水沢店の産直市場には、「産直横丁」と命名された特設の〝シマ〟がある(注・シマとは棚がいくつか集まった売り場スペースのこと)。

名前が示す通り、近隣の直売所が、直売所としてまとまって出荷者となり、それぞれの自慢の品を並べ、まるで支店のように使っているスペース。

現在は、奥州市の米里産直、産直あじさい、産直ワイワイ、くろいわ産直の4つの直売所が「横丁」に顔を揃えている。それぞれの店ごとに旬の野菜・果物を出荷、別に、手作り加工品の棚にも惣菜やスイーツ、漬物などを陳列している。今後当該直売所の紹介なども強化していく予定だ。

地域の人気惣菜店の商品も棚に並ぶ

地域の人気惣菜店の商品も棚に並ぶ

「奥州市は産直の先進地。すでに多くの先輩産直がありますから、先輩店と対立するのではなく、農産物・加工品を出荷していただいたり、近隣の産直の宣伝に活用していただいたりしていければと考えています。ホーマックの店が、近隣産直の売上げ増やPRのお役に立てるように連携の形を考えた結果です」とホーマック直売所の運営に関わる「さんちょくどっとこむ」の大山輝さんは話す。

隣の産直が出荷者となっている

隣の産直が出荷者となっている

全国の直売事業の活発な地域で、まるで昔からある直売所に挑戦するかのように、大型店が開設されるケースが目立っている。大型店開設に先立って、近隣の直売所に連携の相談もないばかりか、あいさつにさえ来ないという例も多く見受けられる。だが、ホーマック水沢店の場合には、事前に相談を持ち掛け、相互協力の形を模索する努力が進められてきた。今後、それが地域農業の振興に関わる共同の努力に発展することが期待される。

 

文:産直新聞社・毛賀澤明宏

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